図書館で見かけたのでなんとなく借りてみました。
本の紹介からして「何だか知らないけど人が死んじゃった」→「色々調べたけど、結局バグだった」みたいな内容かと思ってたんですが、読んでみると色々なショートストーリー(?)が紹介されているドキュメンタリーでした。
放射線治療機器や飛行機、スペースシャトル等の事故を取り上げて、原因やら何やらを紹介する感じ。
バグや事故の話だけでなく、ソフトウェアテストやリバースエンジニアリングの話題にも触れられてます。
思い切り技術的な話というわけではないですし、多少古い話も混じってますが、学ぶべき点は多々あります。
バグが人命に関わる話も結構あるので「バグなんて出るのが当たり前」と思ってるようなエンジニアの啓蒙に使うにはちょうどいいかもしれません。
まぁ大規模プロジェクトだとどうやってもバグは出るんですが、「バグがあっても十分に安全に使える」システム造りを心がけましょう、ということで。
どうでもいいですけど、ドキュメンタリーって話の主題がころころ変わるので、速読には向かないと思いました。