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2004年 5月 06日 (木曜日)

ソフトウェアテスト293の鉄則

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「基本から学ぶソフトウェアテスト」の続編みたいなもの。
あちらは体系的に書いてあった気がするけれど、こちらはポイントをまとめたものだから、拾い読みとかにもいい感じ。

Amazon やら何やらの感想を見るとわかるとおり、結構評価がまちまちです。(前著もそうでしたが)

その原因にはやはり日本と米国の開発文化の違い(米国ではプログラマとテスターが完全に分業して作業を行うが、日本では兼業が普通)がありそうです。他のテスト関連の書籍と同様この書籍もテスター向けの本になっており、日本のプログラマにはちょっと馴染みにくい内容かもしれません。
でも「俺はプログラマであってテスターじゃないから」と投げ出してしまうのではなく、「日本ではプログラマーがテスターも兼ねるのだから、これくらい勉強しておかないと」と考えてほしいところです。
まぁ文化が違うのでどうやっても消化不良の部分も残るのですが。

さて、気になったセクションを2つほど。

・第5章 テストの自動化
 先週テストで召集されたときは「自動化すればいいのに」とぶつくさ言っていたんですが、それは「めんどいから自動化しちゃえ」という安直な発想で。これをあらかじめ読んでおけばもっと的確な方法を提案できただろうなぁと。

・第10章 ソフトウェアテストにおけるキャリア
 テスト担当者としてのキャリアについて書かれているわけですが、PG や SE にも当てはまる部分は結構あるような。
 転職指南書としてなかなか良いです(笑)

その他「テストプロジェクト管理」に関しても普通のプロジェクト管理に当てはめられる部分もあったりで。結構役に立つ本だと思います。


余談:訳注で「デグレードは和製英語」とあったけど degrade って普通に英単語(品質が下がる、とかの意)のような。「本場ではこういう場面では使いません」という意味かもしれないけど、それを和製英語と表現するのはどうなんだろう。
05:51:57 - miau - No comments - No Trackbacks - Permalink

2004年 5月 15日 (土曜日)

萌え萌えうにっくす!UNIXネットワーク管理ガイド

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最近忙しいのでこれくらいのサイズ&ページ数の本を読むようにしてるんですけど、これは字が小さいので下手な本よりも分量が多いです。
しかも内容が結構まともで、ネットワークの基礎(TCP/IP とか)から SSH、Apache、snort、tcpdump、ethereal、nmap あたりの使い方まで、ネットワークに関する幅広い分野を押さえている印象。私は UNIX に弱いので、ずいぶんと勉強になってしまいました。

特長のひとつであるオタ向きな注釈もなかなか面白かったり。さすがに全てのネタにはついていけませんけど、読んでておもわずニヤリとしてしまうこともしばしば。

で、まぁタイトルにもある通り「萌え」っぽい本なんですけど・・・その部分はちょっと不満が残りました(謎)
各章(正確には各萌)の冒頭でマスコットキャラの会話+末尾で挿絵、みたいな構成で・・・絵がそれほど好みじゃない(ほっぺに赤丸系)のもあるとは思いますが、とりあえず私は萌えませんでした。会話もちょっと単調な印象受けますしね。
もえたんくらい突き抜けた本にするか、リックテレコムの試験対策本みたいにさりげなくかわいい挿絵(イラスト:岩崎千恵子さん)レベルにとどめるか、どちらかにしてくれたほうが個人的には嬉しいのですが。

・・・ってなんのレビューだか(笑)
20:08:36 - miau - No comments - No Trackbacks - Permalink

2004年 5月 24日 (月曜日)

達人プログラマー―システム開発の職人から名匠への道

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www.pragmaticprogrammer.com(サポートページ)

プログラミング作法の第9章をまるまる一冊やったような本。
DRY - Don't Repeat Yourself(繰り返しを避けること)
というのが全面に渡って主張されています。

このあたりの思想というか哲学は、エンジニアには必須だと思うのですが・・・なかなかできる人が少ないのが現状です。元々そういうセンスを持っている人はいいのですが、持っていない人は是非読むべきです。
すでにそのような哲学を持ち、行動に移しているエンジニアにとっても価値のある本ではないかと。自分の作業だけでなくもう少し広い視点で DRY というのを適用できることがわかると思います。

以下、気になった章をいくつか。

3 石のスープと蛙の煮物
 「変化の触媒たれ」とあります。個人では達成できないことも、うまく煽動することでチームとして達成できる、というお話。こういうエンジニアでありたいもので。

21 契約による設計
 プログラミング作法や珠玉のプログラミングで「assert() を使え」と書かれていましたが、さらに一歩突っ込んだ話(事前条件、事後条件、クラス不変表明)と、その実装のためのツールが紹介されています。

41 達人チーム
 達人の技法をいかにしてチームに適用するのか、という話。このようなチームであれば仕事楽しいと思います。

# 気が向いたら追記。
00:38:02 - miau - 2 comments - No Trackbacks - Permalink

2004年 5月 27日 (木曜日)

コンピュータの名著・古典100冊

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結構有名な本ですが、石田晴久さん(たぶん K&R の訳者として有名)が書いてることもあり「自著の売上げ伸ばすための策略じゃないの?」と思って避けてました。
が、ちょっとしたきっかけで読んでみると・・・なるほど確かに良い本でした。疑ってすみません。


「歴史」、「人物・企業」、「ドキュメンタリー」といったセクションの本はほとんど知りませんでしたが、読むと面白そうな(やる気出そうな)本が結構あります。仕事がつまらなくてモティベーション下がっている時なんかに読むとよさそうです。

あと、「アーキテクチャ/OS」や「ソフトウェア開発」セクションの本なんかも、本屋では見かけない(見かけてもたぶん印象に残らないような装丁だったりする)けれど古典として知られている本が紹介されてまして。今の日本を支えている優秀なエンジニアが座右の書としているような本もあるようですし、やはり目を通しておくべきかなと思いました。

ちなみに、私がまともに読んだことあるのはたったの 5 冊。読むつもりで購入してる本もその他 3 冊ありますが、すべて「コンパイラ/言語」か「プログラミング」のセクション。少なすぎ+偏りすぎですね。

アスキーの西和彦さんのコメントで「この 100 冊を各分野別に、月10冊くらい読むといい」とか書いてあって。私は週 1 冊くらいのペースでしか読めていないので、自分の無学さを痛感しました。もっとがんばらねば。
あと、読者のコメントも数多く寄せられているので、技術者の層の厚さを感じることができます。そういう点でも刺激が得られる、良い本だと思います。
07:45:42 - miau - No comments - No Trackbacks - Permalink
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