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2004年 6月 03日 (木曜日)
- 読了@技術書 on miau's blog?
出版社
Amazon
www.securecoding.org(サポートページ)
一応教養ということで読んでみた。
概論→アーキテクチャ→設計→実装→運用→テスト という章立てになっているけど、どうも前半が退屈。
設計まわりの経験不足+Unix まわりの知識不足っていうのもありそうだけど、本書に寄せられた言葉〜まえがき 部分でかなり期待したのに、1章〜2章でいきなり理屈っぽく始まる構成がとっつきづらいのも原因かと。
でも後半に行くにつれ(個人的に)だんだん面白くなってきて、全体としては満足いく内容でした。感動ってほどではないけれど「ほー」と感心するような所もいくつかあったりして。
今のプロジェクトは社内システムっぽいからそれほどセキュリティは重要視されてないけど、Web システムとか作ることになったら一度読み直そう。紹介されていたテストツールなんかも機会があれば使ってみたいところ。
その他セキュリティ関連の書籍やらサイトやらの情報が結構充実してるのでこれも必見ぽい。
2004年 6月 07日 (月曜日)
- 読了@技術書 on miau's blog?
出版社
Amazon(
初版)
最近ヤル気ないので読んでみました。
「管理者向けだけど管理者以外も読んでおくといいよ」的な評判でしたが、その通りでした。内容が面白いし、忙しいのに3日間くらいで読んでしまいましたよ。
いくつか気になったキーワードを。
・触媒
「達人プログラマー」にも出てきた言葉だけど、ここでもこの言葉が使われてた。この本では技術力はなくてもその人がいるだけで意思の疎通が良くなる〜みたいな人のことを呼んでるのでちょっと違うけど。技術力がないと思っている人もじっくり観察してみようと思いました。
・プログラミングコンテスト
本当に魅力的。職場環境を把握するため、という意味合いも含んでいたけれど、普通に結束を高める&やる気出させるだけでもいいような。というか普通に楽しそう。・・・本気で提案してみようか。
・ホーソン効果
人は何か新しいことをやろうとしたとき、それをよりよくやろうとする(→生産性も向上する)という効果のことらしい。今度新しい技法を使いたくなったらこれをネタにして説得できそう。ただ、あまり一度に色々新しいことやろうとするな、という注意もあったのでそのへん気をつけよう。
・自己防衛的な管理/裃を脱ぐ
部下に任せなさい、というお話。結構「この仕事はあいつには無理だな」みたいな上司が多いので。んなこと言ってないでちゃんと教育すべきだと思うんですが。
その他「こうなると、部下は会社を辞めてしまう」みたいな話でうんうん頷いたり。世の中には良いオフィスや魅力的な上司がある(いる)ものだなぁ、と羨ましくなったり。色々面白かったです。
ただ、オフィスの環境っていうのにはあまり興味ないかも。そんな広い個室とかで作業しなくても、集中できるもんでは。まぁ作業場所が分散してたり、極端に狭かったり、照明がやたら暗いのはやっぱダメだと思いますが。
2004年 6月 15日 (火曜日)
- 読了@技術書 on miau's blog?
出版社
Amazon 初版
http://regex.info/(サポートページ)
「使えればいいや」レベルから「そこそこマスター」レベルになっておきたかったので読んでみました。
えー・・・確かにこれ読めば正規表現はマスター(知識レベルで。実践も必須)できるでしょう。
でも普通の人はここまで理解しなくても困らないと思います。
処理の時間が問題になったり、行いたい処理の正規表現が思い浮かばなくて行き詰まったような場合に読み始めれば十分ではないかと。
というかアルゴリズムとかそういうのが好きな人でないと読むの結構大変かもしれません。
一応導入部で「正規表現入門」っぽいのがあるけど、ある程度正規表現に慣れてから読み始めたほうがいいと思います。
以下雑然と感想を。
・誤記が結構ある。本文中の誤記くらいはいいけど、正規表現なんて一文字違うだけで結構悩んでしまうから、出版社とかで正誤表だけでも提供してほしいところ。
・今までは後方参照できない正規表現エンジンは低級なものとみなしてたけど、エンジンの種類が違うんだとわかると妙に納得。
・Perl とか .NET とか、色んな機能があって便利だとは思うけど、個人的に一番身近なエンジンは
BREGEXP なので、実はあまり役に立たない場面が多そう。
・とはいえ、たまに Perl でファイルを一括処理するのでそれは楽になりそう。というか、Perl もいいかげんにしか身に付けていないのでそっちの勉強にかなりなった。
2004年 6月 19日 (土曜日)
- 読了@技術書 on miau's blog?
出版社
Amazon 初版
「銀の弾丸」で有名な本。(でも本の副題は「銀の弾」。語呂悪いな)
プロジェクト(特に大規模の)が破綻しないためにどうすればよいのか?というお話。初版から 20 年の間に作者が考えたことに関して記述も追加されてるのは、新装版ならでは。
かなりプロジェクトマネージャ向け。プログラマーレベルの人が読んでもすぐに実践できることは少ないような。将来のために読んでおいたほうがいい本ではあるんですが。
以下、雑然と感想を。
・先にピープルウェアを読んでしまったせいか、本書でひとつのポイントになっている「人月の神話」に関してはあまり感じるところがなかった。当たり前じゃん、みたいな。
・例として 30〜40 年前の開発事例が出てくるけど何のことかさっぱりなので、却って退屈になってしまう。(これはまぁ仕方ないけど)
・本のタイトルだけ知っている人はソフトウェア開発のすべての局面において「銀の弾丸はない=魔法のような解決策はない」と悲観的になったりしないかとちょっと心配。筆者自身も「高水準言語を使うことでプログラミングの生産性は5倍になることもある」と書いているし。
・翻訳がなんか変。文章にわかりにくい部分があるのもそうだけど、変なルビがふってあるのがすごく気になる。たとえば「実現」に「インプリメンテーション」とかルビがついてたりするんですが。
「実現(implementation)」とでも書けばいいものを。
2004年 6月 23日 (水曜日)
- 読了@技術書 on miau's blog?
Amazon(検索結果)
読んでみました。(ちなみに読んだのは文春文庫版)
「技術書」ではないんですが・・・まぁ「100 冊」に載ってたのでこちらに。
「100 冊」では「コンピュータによる新聞製作」という点に関してだけ言及されてました(レビューも含めて)が、それを軸として新聞業界の経営判断とか派閥抗争とかそういうドロドロした部分も書かれてます。
それはそれで面白いです。
技術者として、というよりサラリーマンの生き方としてアツいです。この愛社心とかどこから来るんだ、とかなんとか色々考えさせられます。
・会社のカラーがある
・指針がしっかりしている
・成功が約束されていないプロジェクトに乗り出す挑戦心がある
というあたりがポイントかなー、とか思ったりも。
ちなみに IBM OS/360 とか出てくるので、この本読んだあとで「人月の神話」読んだほうが「あの IBM 360 の開発を仕切った PM か〜」という具合にもっと引き込まれてよかったかもしれません。
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