出版社(
上巻/
下巻)
Amazon.co.jp(
上巻/
下巻)
図書館で見かけたので借りてみました。
Windows NT の開発に関するドキュメンタリー。
開発リーダーであるデビッド・カトラーを中心として、開発にまつわるストーリーが色々と語られています。
NT の開発はかなり困難なプロジェクトだったようですが、そのときのプログラマーの苦悩とか色々な雰囲気がうまく伝わってきます。
以下雑感。
・技術用語なんかもちゃんと解説されてるので普通の人が読んでも面白いと思いますが、やっぱりこの業界にいる人が読んだほうがより楽しめそうです。
・マイクロソフト関係で有名な人の名前とかも出てくるので、知ってるとちょっぴり面白いかもしれません。
と言っても私が名前を知ってるのは ビル・ゲイツ、スティーブ・バルマー、ゴードン・ベル の3人くらいですけど。
あとフリーセルの作者のジム・ホーンなんて人も開発メンバとして登場してました。
・有名人以外でも、普通に超優秀な技術者がたくさん出てくるので刺激になります。
・他の本を読んでても思いますが、海外のプログラマーってかなり面白い発想してます。
誰かが要求の変更を持ってきたらバットで素振り始めたりとか、バグを出さなかった人には「ゼロ・バグ・クラブ」と書かれたポロシャツを贈るとか。
仕事をそういう風に楽しむのもいいと思うんですけど。
なんにせよ、困難なプロジェクトっていうのも魅力的だなと。
各々が自分の得意分野を活かして、協力して初めて成功するみたいな。
なんかそういう仕事とかないものか。
これ、私がもらえるわけですね。